こんにちは、KAJIです。
「RETAIL CONNECT」が1.5次流通のサービスを作りました。
ブランド側は服を送るだけで、RETAIL CONNECTが適正価格で売ってくれます。

出典元:https://fashiontechnews.zozo.com/business/retail_connect/
1.5次流通を知るためには二次流通をまずは知りたい方もいると思います。
「そもそも二次流通とは?市場規模はどのくらい?」
「二次流通だとブランド側にはどんなデメリットがあるの?」
このあたりを本記事では解説していきたいと思います。
アパレル業界の「二次流通」とは?
アパレル企業はシーズンごとに新しい洋服を作り、消費者に販売します。
つまり新品商品を販売します。
これが一次流通です。
反対に二次流通とは、「中古」「古着」市場です。
(厳密にアパレルでは新品商品が売れ残った場合、タグを切って他社が新品のまま再販する方法もありますが今回は除きます)
多くのビジネスでは、企業が商品を仕入れ、店舗やネットを通じて買い手を募り、販売活動を行っています。
これが「一次流通」にあたります。
それに対して二次流通とは、オークションやフリーマーケットで中古品を販売するビジネスです。消費者から消費者へ直接的・間接的に商品が取引されるのが特徴であり、「CtoC」といった呼び方をされることもあります。
出典元:https://www.digital-transformation-real.com/blog/secondary-distribution.html#toc-0
アパレルの二次流通の店舗ではRag tagやトレジャーファクトリーなどが挙げられます。
インターネットの進化でオンライン上の二次流通も近年は伸びてきており、メルカリやラクマなどのフリマアプリや、ヤフーオークションでは取引が盛んに行われています。
二次流通の市場規模は?
アパレル以外も含めた日本国内の二次流通の市場規模は、なんと2018年で約2兆円です。
ファッションアイテムだけに限っても2020年で8,200億円の市場規模です。
二次流通市場は伸び続けており、やはりフリマアプリによる参加者が増えたことが背景にあります。
リユース市場全体においては、若年層を中心にフリマアプリの利用者が増加。
中古買取サービス運営企業では通常取り扱うことができない化粧品などの消耗品の売買を個人間売買で行う事例も増加しているという。
矢野経済研究所ではこうした個人間売買の市場拡大により、BtoCのリユース事業を主とする流通小売業は、需要減などの影響を受けていると分析している。
出典元:https://www.fashionsnap.com/article/2020-04-15/reusemarket-yanokeizai/
二次流通はサステナブル?
二次流通はサステナブルな社会に貢献すると言われています。
モノを捨てずに使い続けるわけですからゴミは出ません。
実際にアパレル業界では日本だけでも年間約28億点が生産され、約14億点が余ってしまっているというデータがあります。
また年間に100万トンもの衣服が廃棄されています。
そういった点で二次流通はサステナブルな社会を目指す上で大切な役割を担っています。
二次流通の先はサーキュラー・エコノミー(循環型経済)?
二次流通はサステナブルな観点で優秀なしくみです。
しかし現在はサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の時代だと言われており、購入したものを他の人とシェアしながら使い続けることが理想だとされています。

株式会社トランスより
1.5次流通の企業を例に、二次流通を解説してきました。
サステナブルな取り組みは同じ地球に住む者として応援していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!