こんにちは、Kajiです。
ここ数年サステナブルな社会が急速に進んでいます。
レザー業界も例外ではなく、
エコでサステナブルな業界を目指さなければいけません。
そんな中で注目を集めているのが
『再生皮革』です。
- 再生皮革とは?
- 再生皮革の手入れや寿命は?
- 再生皮革の財布やベルトはある?
このような疑問についてお答えしていければと思います。
再生皮革の読み方
再生皮革は、
『サイセイヒカク』と読みます。
再生皮革とは?
再生皮革とは、
革製品を作るときに出る端切れや革の屑(くず)を粉砕し、
樹脂で固めて再び成型したレザーです。
廃棄寸前の皮革を再利用するためエコな素材で、
リサイクルレザーと呼ばれたりもします。

planar
サステナブルでエコな素材ですが、
元が天然皮革のため吸湿性や自然の風合いを保ちます。
しかし一度粉々にしているので、
リアルレザーの特徴である伸縮性は期待できません。
日本には生産拠点はなく、
主にヨーロッパで50年以上前から作られています。
再生皮革の成り立ち
宅配クリーニングのリナビスより引用します。
革を加工する段階では、打ち抜き後に革屑が発生します。当然、この再利用を考える人があり、約80年前に、ヨーロッパで大量生産非効率問題を解決するための研究が始まり、約70年前に現在の製法が確立されました。リサイクルレザーの製品化は、靴・鞄・ベルト等の生産効率を飛躍的に改善し、大量生産を可能にしました。
当初は、芯材料としての用途が主なものでしたが、表面コーティング技術開発の応用として、リサイクルレザーにウレタン等をコーティングして表面素材として、ファイル等の文具製品、本の表紙等の装丁などの用途開発が進んでいきました。
欧米の文化として、環境保全に対する国民の意識が高く、リサイクル素材を使用した製品の「できばえ」に対するこだわりがあまりなく、環境に良い素材を利用した製品を積極的に使用するという環境保全意識があり、そのような国民性が欧米諸国でのリサイクルレザーの需要を高めています。
対して、日本では、製品に対する「こだわり」があり、特に環境に優しい素材に対する環境保全意識は相対的に薄く、これまで、表面素材としてリサイクルレザーの使用はほとんどありませんでした。最近でこそ、エコ素材としての盛り上がりは出てきたものの、まだまだ素材感に対する抵抗感があり、メジャーな素材となり得ていないのが現状です。
再生皮革の手入れ方法は?
再生皮革は、
動物の本革とは異なりお手入れが簡単です。
汚れが気になる場合は水で濡らして絞ったタオルで拭いてあげてください。
そして年に1-2回オイルを塗ってあげれば長持ちします。
中性洗剤で洗えるリサイクルレザーもあると聞きましたが、
基本的に天然皮革は洗濯できないので注意が必要です。
再生皮革の寿命は?
牛や馬の皮革寿命が10年、
人工皮革が6年、合成皮革が3年であることを考えると、
再生皮革の寿命は6-10年と予想できます。
しかし販売者などが寿命について言及している公式な資料はなく、
あくまでも仮定となります。
再生皮革の革製品
再生皮革は使い勝手が良くエコな素材なので、
たくさんの革製品があります。
再生皮革は価格が安く、
また全体が均一のため、どこを使用しても同じように革をとれるため作り手にとってはありがたいです。
Amazonは?
Amazonで「再生皮革」と検索すると
1700点ほどヒットしました。
ぜひお気に入りの商品を見つけてみてください。
再生皮革の財布ってある?
再生皮革を使ったお財布を紹介します。
EDWINやLeeといった大手ブランドからも再生皮革のお財布がでています。
再生皮革の風合いがたまらないですね。
再生皮革のベルトは?
再生皮革を使ったお財布を紹介します。
再生皮革のベルトは
GapやGUなど大手アパレルメーカーが発表しています。
その他にももちろんAmazonや楽天などでも入手することができます。
再生皮革はリサイクルレザーとも呼ばれ、
とてもエコでサステナブルな素材なのでこれからも発展することを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!