こんにちは、KAJIです。
アパレルの商品は数や種類も多くなるので、管理が大変です。
そんな中でpark&port株式会社がPORTUS CLOUDというサービスを立ち上げました。
PORTUS CLOUDの概要や他サービスについて書いていきたいと思います。
PORTUS CLOUDとは?
PORTUS CLOUDとは、「商品をデータベース化するサービス」です。
データはクラウドで管理されます。
商品がデータ化されるので、自社の商品についてはひと目でわかります。
自社商品管理の時間が大幅に削減されるので、貴重なバイヤーさんとの時間にリソースを割くことができるようになります。
OEMのサンプル管理もラク
OEMの企画サンプルもデータで管理できるようになるため、お客様への提案に役立つようになります。
現在ODMやOEM事業を行なっている商社やメーカーでは提案用の企画サンプルの管理が煩雑だったり、管理そのものを行なっていないなど、本来は多くの企画のなかから提案したり要望に応えたり、過去の実績を参照して精緻な提案に活用できるはずだが、現在はそれらのアセットを活用しきっている会社は数少ない。
そこで、「PORTUS CLOUD」ではそういった企画の情報をすべてデータベースに登録し、いつでもどこでも引き出せるような機能が開発された。新機能では、コスト情報や写真画像はもちろん、現在話題になっている3DCGや動画、仕様書や検査データ、特徴タグなどを実装しており、データベースから検索をして数千の企画サンプルのなかから要望に叶うものを検索したり、貸し出したりできる機能が含まれている。今後は提案ページを作ってメールでクライアントに共有したり、案件として進捗管理をできるようにしたり、派生する機能開発を進めていくことで業務DXの領域を広げていくとのこと。すでに大手商社2社での導入がスタートしており、5000以上の企画サンプルの商材情報データベース化を進めているという。
引用元:https://fashiontechnews.zozo.com/business/portuscloud/
展示会OMOサービスも
PORTUS CLOUDは展示会OMOサービスも作っています。
OMOとは、「Online Merges with Offline」の略称で、日本語にすると「オンラインとオフラインを融合する」という意味です。
オンラインとオフラインで区別することなく連携することで、顧客にとって利便性の高いサービスを提供しています。
つまり、OMOは顧客体験(UX)の向上を目的としたマーケティング戦略なのです。
引用元:https://willof-work.co.jp/journal/3020/#OMO
リアルの展示会にバイヤーさんがスマホで情報を入力し、商品情報はQRコードから読み取ることで詳細がみれるようになります。
紙の資料や印刷物が不要になり環境にもいいですし、「展示会にいつ来たか」「どの商品を見たか」「何を気に入ったか」といった情報がひと目でわかるのはメリットが大きいですね。
サービス開発の背景はアパレル業界がアナログ
業界がアナログであることを痛感していたという櫟山さん。そこでデジタルツールを提供することで新しい産業構造を構築できると確信し、ファッション・ライフスタイル領域の卸売プラットフォームサービスを構想・起業した。
ところが、200以上のブランド・メーカーの参画が決まっていたなかコロナ感染拡大に伴い、前述のサービス開発を中止することが決定。ほかにできる価値提供はないのかと考えたときに、参画予定だったブランドから「展示会ができなくて困った」という声を聞いたという。
「そこで私たちは『EXIV』というオンラインで展示会ができるサービスを開発し、提供しはじめました。私たちにとっても大変な苦境ではありましたが、リリース初日から利用申し込みが来るなど大きなトラクションを生むことができました」。サービスの運用を続けるなかでブランドやメーカーがなぜアナログであり続けたのか、その一端が垣間見えてきたという。前述の卸売プラットフォームも上記のオンライン展示会システムも、共通していたのが「商品情報」の準備に1週間以上かかるということ。エクセルやイラストレータでの資料はあるが、それらがデータベースとして一箇所には管理されておらず、再度同社のフォーマットに入れ直すという作業が発生していた。「私たちはこの商品情報がきちんとデジタルで管理されてデータベース化していれば、業務DXはもちろんその商材情報データベースを使って産業全体のDXも可能になると考え、2021年1月に『PORTUS CLOUD』をリリースいたしました」。
アパレルは商品数が多いため、データベース化することによるメリットは大きいです。
特に将来の販売提案がスムーズに進むという点でデータを作っておくことは大切だと思います。
レザー業界では、一点物やそもそも商品数が少ないといった状況があるので、大手企業にとっては導入検討の価値があるサービスだと思いました!